勝負強さが出てきた新潟。
先週末、バスケの天皇杯3次ラウンドが新潟で開催されました。
元日決勝が国民的行事になっているサッカー天皇杯とは異なり、
バスケは開催していること自体を知らない人たちも多いのではないでしょうか?
(昨年までの私がそうでした)
大会形式はサッカーと一緒で、
プロとアマチュアが入り混じってトーナメントを戦いぬくもの。
バスケの場合は2次ラウンドまでにある程度ふるいにかけ、
3次ラウンドでB1リーグのチームが参戦します。
第93 回天皇杯・第84 回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会
新潟は土曜日にB2の信州に勝利し、
日曜日に同じくB2の茨城に勝利。
数十年ぶりにファイナルラウンド(ベスト8)進出を決めました。
信州は今年9月のアーリーカップで足元をすくわれた相手。
2部のチームに二度も負けるわけにはいかない(ホームで)中、
新潟はまさに全員バスケ(5人が二桁得点)で力の差をみせつけてくれました。
ちょっとホッとしましたね。
翌日の茨城戦。
こちらは前日にB1リーグ所属の渋谷に勝利したチーム。
2部とは言え、前日の勢いそのままに新潟戦に臨んできました。
終始苦しい展開を余儀なくされた新潟は、
終盤、城宝選手の活躍もあり何とか5点差で勝利したというわけです。
晴れてベスト8進出が決まりました。
この試合で感じたことは苦しい試合展開でも
勝ち切る力がついてきたということ。
おそらく、昨シーズンのチームだったら茨城戦は負けていたかもしれません。
自分たちの長所を消され、相手に押し込まれると、
そのままズルズルいってしまう試合ばかりでした。
今シーズンもその傾向がないわけではありませんが、
試合の中で打開策を見出し、勝負所で得点をあげられる場面が増えました。
選手のレベルが上がったのはもちろん、
チームとしても終盤まで勝利への意思疎通ができているからだと思います。
ファイナルラウンドの舞台はさいたまスーパーアリーナ。
1月4日から試合が始まります。
Bリーグ再開が1月中旬なので新年早々にバスケを見る楽しみができたわけです。
どこまで進めるか分かりませんが、期待しながら見守りましょう。