KOSHINOFUJI

~新潟で働く三十路男のブログ~

不正は辞めた方がいいよ。本当に。

f:id:f51-style:20171129122121j:image

また大企業の不正。

繊維メーカー大手の東レが規格基準を満たしていない商品を

顧客に黙って卸していたことが発覚したとのことです。

 

三菱自動車日産自動車神戸製鋼三菱マテリアルなど、

日本を代表する大手企業から相次いで見つかった不正。

もはやメイドインジャパンもメイドインチャイナも変わりませんね。

 

数字を実際よりもよく見せて顧客、世間を欺く行為。

スポーツの現場では来場者数の水増しがよく話題になりますね。

サッカーJ1大宮アルディージャの水増し問題。

www.nikkei.com

水増し問題を経てJ1昇格を果たしたV長崎。

www.nishinippon.co.jp

さらに、昨年開幕したBリーグでも大阪が水増し。

www.asahi.com

スポーツ界でも数値の不正は行われています。

 

来場者数を水増しする目的は、ステークホルダー対策です。

スポーツチームは行政や企業によって支えられており、

自分たちがどれだけ観客を魅了できるチームなのか、

集客力があるチームなのか、をアピールするためです。

来場者が多ければそれだけ地域に愛されている証拠にもなりますし、

会場の広告価値も高まります。

逆に数字が低ければ「もっと愛されるように努力したら?」。

「広告価値がないね」と評価されてしまいます。

(実際はそんな単純ではありませんが)

 

おそらく、大宮や長崎、大阪はこの辺りが原因だったと思います。

Bリーグは来場者数で配分金に差が出るような仕組みなので、

大阪の場合はそれも絡んでいそうですね。

 

ここで言いたいのは、メーカーにしてもスポーツチームにしても、

不正は結局バレるということ。

 

今回の東レも1年も社内で隠ぺいしたにもかかわらず、

最終的にはネットへの書き込みでバレてしまいました。

おそらく内部告発でしょう。

大宮と長崎でも内部関係者によってバレてしまっています。

 

不正が難しいのは、

不正を指示する人物と実行する人物が別の場合、

よほどの意思統一が必要だということ。

実際に嘘をつき続けるのは実行者ですから、

よほどのメンタルでないと続けていられないでしょう。

自分も共犯なわけですからね。

おそらく、耐えきれなくなった方が内部告発に踏み切るのではないでしょうか?

 

この構図が分かっているのに、どうして不正を続けるのでしょうか?

ある数値が評価基準に達していない事実を隠したとしても、

その場は凌げたとしても後々バレたときには大問題になってしまいます。

関わった人たちだけでなく、企業やブランド自体を傷つけることになり、

さらには半永久的に記録が残ってしまいます。

このリスクを冒してまで不正をする…私には理解ができません。

 

東レの問題、決して他人ごとではない気がします。

ちょっとした気のゆるみで不正は起きてしまいます。

改めて気をつけたいと思います。